技術士試験会場での心得
今回は技術士資格をもっている社員から「技術士試験会場での心得」について教えていただきました!!
技術士試験会場で答案に向かう時は一発勝負なのです。
事前の試験指導では、いろんなパターンがあると教わるのですが、試験会場でうまく発揮できるのか。たとえば次のような型があると教えられます。
- 序論・本論・結論
- 賛成・反対型
- 問題解決型
- 比較検討型
普段は、パソコンを駆使してあーでもないこーでもないと、文章を切り貼りして仕上げることになります。
でも試験当日は、推敲やパソコンのように切り貼りで再構成することはできません。
「どうしよう」と、頭が真っ白になった時、「パラグラフライティング」の知恵が助けになるのだと思います。
パラグラフライティングの最も基本的な形は、以下のようになります:
- 先頭に「主題」があり
- その下に「根拠」となる事例や考え方を3つ並べる
もっと深いルールはあるのですが、簡略化するとこうなると思うのです。
こうすることで採点者は、まとめ(主題)があるので理解しやすくなります。
まとめ(主題)を先に書いておくことで、その後の文脈がねじれないというメリットがあります。
試験当日は単純なことしかできないことを念頭に置いて対策しましょう。
試験勉強では推敲を重ね、最後に素晴らしい主題を思いつき、それを基に新たな根拠づけに基づく名論文を作り上げていると思います。
しかし、試験当日は書いた順を変えることは、消しゴムとの戦いです。
まとめ(主題)を先に書いておくことで、その後の文脈がねじれないというメリットは、消しゴムとの戦いを軽減してくれることでもあるのです。
試験の指導で、「手書きに慣れろ」というのは、単なる根性論ではなく、コピペに頼らない一発勝負に慣れるということなのだと思うのです。
技術士試験に関わらず様々な試験でも参考になる心得でした♪
Author of this article
日本都市技術株式会社
都市・土地の開発事業を企画から推進、完了までトータルでサポートいたします。