博多の夏を彩る「博多祇園山笠」
7月に入ると、博多のまちは山笠一色になります。
770余年以上の歴史を持つ「博多祇園山笠」は、櫛田神社に奉納される伝統ある祭りで、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。博多の夏の風物詩として親しまれ、毎年多くの人々が訪れます。山笠の起源は1241年(仁治2年)、疫病退散を願い承天寺の開祖・聖一国師が祈祷水をまいて町を清めたことに由来すると伝えられています。
街を彩る豪華な「飾り山笠」
山笠期間中は、街のあちこちに豪華な飾り山笠が設置され、普段とは違った活気に包まれます。会社近くでもさまざまな飾り山笠を見ることができ、通勤や外出の途中につい足を止めて見入ってしまいます。
今回撮影した飾り山笠も、それぞれ異なる題材や表現が施されており、細部まで作り込まれた人形や色鮮やかな装飾がとても印象的でした。勇壮な武者人形や歴史を感じさせる飾りに加え、親しみやすい題材を取り入れた山笠もあり、伝統と時代性が見事に調和しているのも山笠の魅力の一つです。

博多の夏を駆け抜ける「追い山笠」
博多祇園山笠の最大の見どころが、祭りのクライマックスである「追い山笠」です。
山笠が速さを競うようになったのは江戸時代といわれています。1687年(貞享4年)に二つの流が巡行中に競い合ったことがきっかけとなり、追い山笠の原型になったという説が伝えられています。
7月15日の早朝、午前4時59分、櫛田神社をスタートした先頭の流が境内へ駆け込み、神前へ山笠を奉納した後、「オイサ、オイサ」の勇ましい掛け声とともに勢いよく飛び出します。その後、担ぎ手たちは約5kmのコースを全力で駆け抜けます。沿道から浴びせられる「勢い水」を受けながら走る姿は迫力満点で、夜明け前の博多のまちに響く掛け声とともに、多くの観客を魅了します。
そしてゴール地点に到着すると、大きな歓声と拍手に包まれながら15日間にわたる祭りがフィナーレを迎えます。
東流とのご縁
西日本支社は福岡市博多区博多駅前一丁目にあり、山笠の「東流(ひがしながれ)」の区域に属しています。東流は博多祇園山笠を支える七つの流の一つで、地域の方々によって長年受け継がれてきた伝統ある流です。


博多の夏をぜひ体感してください
飾り山笠の華やかさと、追い山笠の迫力。
博多祇園山笠には、それぞれ異なる魅力があります。飾り山笠は7月1日から15日未明まで公開され、追い山笠は7月15日の早朝に行われます。期間中、博多のまちは祭り一色に染まり、歴史と伝統、そして地域の方々の情熱を感じることができます。
博多にお越しの際は、ぜひ飾り山笠を巡りながら、博多ならではの夏の風景を楽しんでみてください。そして機会があれば、博多のまちを駆け抜ける追い山笠の迫力も体感していただければと思います。770余年以上受け継がれてきた伝統の熱気を、きっと感じていただけるはずです。
Author of this article

日本都市技術株式会社
都市・土地の開発事業を企画から推進、完了までトータルでサポートいたします。

